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婦人科の診療

診察室

診療科目

婦人科 内科 

診療案内

1. 婦人科検診

子宮頸がん・体がんの検診、超音波を使った子宮・卵巣の病気のチェック、血液検査等を行います。必要に応じてCT・MRI検査・マンモグラフィーをJAとりで総合医療センターに紹介して行います。

2. 更年期前後の内科的健康管理

更年期障害

健康管理閉経前後はホルモンのバランスが特に乱れる時期で、精神的・肉体的に大きな変化の見られる時期です。のぼせ、発汗、動悸、めまい、腰痛、関節痛、頭痛等の更年期障害といわれる症状もこの時期に多く発症しますが、同時に不安障害やうつ病も似たような症状を伴うため鑑別診断も大切です。当院ではこれら症状の方には、問診に次いで、詳細な心理テストや血液検査により、正確な診断を行い、ホルモン剤、各種漢方薬、SSRI等の向精神薬を選択し、より効果的な治療を行っております。

動脈硬化性疾患:

閉経後は女性ホルモンによる保護作用がなくなるため、高脂血症、高血圧、糖尿病、肥満等のいわゆる代謝性疾患が急速に増えてきます。薬を飲むことに心理的に抵抗がある方も多いので、この疾患のリスクのある方には血液検査と頸動脈エコー検査で将来のリスクを評価して、食事・運動・薬物治療を行います。

骨粗鬆症:

閉経後は女性ホルモンの低下のため、骨粗鬆症になりやすくなります。骨粗鬆症は3/4が女性に発症し、背骨や大腿骨の骨折は老後のQOLの低下を招きます。同じ骨量でも糖尿病等全身の糖化が進むと骨折しやすくなります。DXA法で骨量を測定し、全身的管理を行いつつ、薬物治療を中心に骨折しにくい体を維持できるよう指導・治療します。

3. 月経のトラブル

月経痛が強い・経血量が多い・不正出血がある方は骨盤内炎症(PID)や子宮内膜症・子宮腺筋症・子宮筋腫をかかえている場合があります。
また、月経前になると体調がよくない(PMS)、月経不順・無月経などの月経異常についてもご相談ください。
血液検査・培養検査や超音波検査等で原因検索と診断を行い、感染症には抗菌薬中心、子宮内膜症、筋腫等には病態に応じてジェミーナ、ルナベル、ナサニール、リュープリン、レルミナ等各種ホルモン剤を中心にした治療を行います。

4. おりもの・性器のトラブル

おりものが多い・色やにおいが気になる。外陰部にかゆみや痛みがある。性感染症(STD)が気になるなど、STDは骨盤内炎症や不妊の原因となる場合があります。
カンジダ・一般細菌・クラミジア・淋病・トリコモナス・性器ヘルペス・コンジローマなど症状に応じた検査・治療を行います。

5. 不妊症

早めに妊娠を希望されている、避妊をしていないのになかなか妊娠しないなど不妊症の原因検査、ホルモン検査、漢方療法、ホルモン補充、排卵誘発、タイミング療法、人工授精などを行っています。体外受精に関しては専門病院を紹介します。

6. 避妊・ピルに関する相談

低用量ピル

相談毎日1錠ずつ薬を飲み続けることにより、排卵抑制や子宮内膜の増殖抑制作用があり、避妊・生理痛の軽減・ニキビ治療や卵巣がんの予防効果等がありますが、35歳以上の喫煙の方や高血圧・肥満・糖尿病・肝機能障害・脂質代謝異常のある方は副作用のリスクが高く、使用は控えたほうが無難です。診察の前に血圧の測定をお願いし、場合により血液検査を行います。内服開始後も静脈血栓症など重大な副作用を起こさないよう、後日血液検査を受けていただいております。また、子宮がん検診も定期的に行うようお勧めしています。尚、旅行等の都合で生理日を遅らせるためのピルの処方は保険診療に該当しないため行っておりません。

緊急避妊薬(アフターピル)

性交後72時間以内に服用することにより、避妊効果が期待できるといわれています。
薬を1回だけ服用するノルレボ錠(レボノルゲストレル)を通常使用します。

あくまでも緊急時に使用する薬で、100%の避妊効果は望めませんので、3週間後ぐらいに避妊がうまくいったかの確認が必要です。

7. 予防接種

当院で接種できるワクチンは現在以下の4種類です。一般の方、及び当院に通院中の方、予約にて接種可能です。
インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチン(両方取手市の助成が使用できます)。
HPVワクチン(9価及び4価ワクチン:シルガード及びガーダシルは市町村から送られてくる接種券を持参すると無料です)。
帯状疱疹ワクチンは自費になります(乾燥弱毒生水痘ワクチンとシングリックスの2種類があります)。

8. その他

性器脱の方も高齢の方に多く、なかなか相談しにくいといわれますが、気楽にご相談ください。治療は漢方薬等薬物療法及びペッサリー等の器具使用が一般的です。手術が必要な場合はJAとりで総合医療センター等に紹介します。